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こんにちは。サッカー小僧の作り方、運営者のSOOOOO(そー)です。
「サッカーの競技人口って、世界で何人くらいいるの?」
シンプルな疑問に見えますが、実際に調べてみると「約2億6,500万人」「登録選手は約3,800万人」「ファンは数十億人」など、まったく違う数字が出てきます。どれが正しいのか迷いますよね。
結論からいうと、数字が違う大きな理由は、「サッカー人口」という言葉で数えている対象が違うからです。
実際にプレーしている人なのか、サッカー協会に登録している選手なのか、プロ選手なのか、あるいは試合を見るファンまで含めているのか。この違いを整理しないまま数字だけ比較すると、世界のサッカー人口を正しくつかみにくくなります。
先に結論を整理すると
- FIFA Big Count 2006で集計された世界のサッカー選手は約2億6,500万人
- そのうち登録選手は約3,829万人
- 未登録選手は約2億2,627万人
- 審判・指導者・運営スタッフなども含めたサッカーへの直接関与者は約2億7,000万人
- ただし、これらは2006年調査の数字であり、2026年現在の世界総人口を再集計した数字ではない
ここで一番大切なのは、調査年までセットで見ることです。
FIFA Big Count 2006は、現在でも世界規模のサッカー参加人口を考えるうえで重要な基準になります。しかし、約2億6,500万人をそのまま「2026年現在の世界のサッカー競技人口」と呼ぶのは適切ではありません。
一方で、女子サッカーやプロサッカーについては、より新しいFIFAの調査があります。この記事では2006年の世界全体データを基準点としながら、2023年以降の関連データも組み合わせて、「今どこまでわかっているのか」を整理します。
競技人口、登録人口、未登録選手、女子サッカー、プロ選手、ファン人口、国別ランキングまで順番に見ていくので、数字だけではなく「その数字が何を意味しているのか」まで理解できるはずです。
- 世界のサッカー競技人口は何人と考えればよいのか
- 競技人口・登録人口・未登録選手の違い
- FIFA Big Count 2006の約2億6,500万人が何を表すのか
- 女子サッカーの近年の参加人口
- 世界の男子プロサッカー選手数
- 競技人口とファン人口の違い
- 国別ランキングを見るときの注意点
サッカーの競技人口は世界で何人?

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世界のサッカー競技人口を考えるとき、まず知っておきたい基準がFIFA Big Count 2006です。
この調査では、世界の男女サッカー選手を約2億6,500万人と集計しています。さらに審判・指導者・運営スタッフなどを加えると、サッカーに直接関与している人は約2億7,000万人とされました。
ただし、ここでいきなり「世界のサッカー競技人口=現在も2億6,500万人」と覚えてしまうと少しズレます。
この数字は2006年に集計されたものだからです。
そこでまず、「誰をサッカー人口として数えているのか」から整理していきましょう。
サッカー人口とは?最初に定義を整理

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「サッカー人口」という言葉には、世界共通で一つに決まった数え方があるわけではありません。
たとえば、あなたが「世界で何人がサッカーをしているの?」と知りたいとします。
ところが、検索結果には次のような数字が混ざって出てきます。
- 競技人口・参加人口:実際にサッカーをプレーしている人を広く捉えた数字
- 登録人口:各国協会や競技団体などに登録されている選手
- 未登録選手:学校、職場、地域、ストリート、草サッカーなどでプレーする人
- プロ選手:プロとして契約し、職業としてプレーしている選手
- ファン人口:サッカーを見る、応援する、関心を持つ人
全部「サッカーに関わっている人」ではありますが、意味はかなり違います。
特に注意したいのが、競技人口とファン人口です。
世界で数十億人規模という数字を見かけても、それが「実際にピッチでプレーしている人」とは限りません。
ここでは、実際にサッカーをプレーする人を中心に整理します。
そのうえで、登録者だけなのか、未登録まで含めるのかを各データごとに明記します。
数字を見る前に確認したい4項目
- 調査年:いつ集計された数字なのか
- 対象:登録選手だけか、未登録選手まで含むのか
- 競技範囲:サッカーだけか、フットサルやビーチサッカーをどう扱っているか
- 参加の定義:継続的な選手なのか、時々プレーする人まで推計しているのか
この4つを確認すると、「こっちの記事では2億人なのに、別の記事では4,000万人なのはなぜ?」という疑問の多くが解消できます。
数字の大小より、まず条件を見る。世界の競技人口を調べるときの基本です。
競技人口と登録人口の違いとは

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「競技人口」と「登録人口」は、世界のサッカー人口を理解するうえで最も混同しやすいポイントです。
登録人口は、協会や競技団体などの制度を通じて数えられる人です。
一方、実際には協会登録をせずにサッカーをしている人も世界中にいます。
登録人口は公式に把握しやすい数字
登録選手には名簿や登録制度があります。
そのため、「この協会に何人登録されているか」という数字は比較的把握しやすいです。
大会への出場資格、チーム登録、選手登録などの制度とつながっているため、競技団体側でも数字を管理しやすいんですね。
ただし、登録されていない人は原則としてその数字には入りません。
参加人口はサッカーの広がりまで見やすい
世界のサッカーの広がりを知りたいなら、登録選手だけを見ると不十分な場合があります。
学校の休み時間にプレーする子ども、地域でサッカーをする人、会社や大学でボールを蹴る人、ストリートサッカーをする人など、公式登録を必要としないプレーの形もあるからです。
FIFA Big Count 2006でも、登録選手と未登録選手を分けて集計しています。
FIFA Big Count 2006の世界全体
- 全選手:約2億6,455万人
- 登録選手:約3,829万人
- 未登録選手:約2億2,627万人
数字を見ると、未登録選手の方が圧倒的に多いことがわかります。
つまり、「協会登録者数だけを見て世界でサッカーをしている人数を考える」と、サッカーの裾野をかなり小さく見積もることになります。
「登録=競技人口」と考えない
日本ではJFA登録などの仕組みに触れる機会が多いため、登録選手数をサッカー人口のように感じることもあるかもしれません。
ただ、世界規模で比べる場合は国によって競技制度や登録の仕組みが違います。
そのため、この記事では「競技人口」という言葉を使う場合、基本的には実際にプレーする人を広く捉え、登録人口については別に明記します。
世界の統計を比較するときは、「registered players」と書かれている数字を、そのまま「その国でサッカーをしている全人数」と読み替えないことが大切です。
FIFA Big Count 2006でわかる世界のサッカー競技人口

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世界のサッカー競技人口を考えるうえで、現在でも重要な基準点になるのが「FIFA Big Count 2006」です。
FIFAは加盟協会の協力を得ながら世界規模で調査を行い、男女合わせて約2億6,455万人の選手がいると集計しました。
FIFA Big Count 2006の主な数字
- 世界のサッカー選手:264,552,000人
- 男性選手:238,557,000人
- 女性選手:25,995,000人
- 登録選手:38,287,000人
- 未登録選手:226,265,000人
- 審判・指導者・運営スタッフなど:5,058,000人
- サッカーに直接関与する人:269,610,000人
出典:FIFA Big Count 2006
一般的には数字を丸めて、
「世界のサッカー選手は約2億6,500万人」
「審判・指導者・運営スタッフなどまで含めると約2億7,000万人」
と紹介されることが多いです。
2億6,500万人と2億7,000万人は何が違う?
この2つはどちらかが間違っているわけではありません。
約2億6,500万人は「選手」の数字です。
一方、約2億7,000万人は、選手に加えて審判・指導者・運営スタッフなどを含めた「サッカーに直接関与している人」の数字です。
シンプルに覚えるなら
プレーする人:約2億6,500万人
審判・指導者・運営スタッフなどまで含む:約2億7,000万人
「サッカーの競技人口は世界で何人?」という質問なら、約2億6,500万人という選手数を答えとして使う方が意味は近いです。
ただし、必ず「FIFA Big Count 2006による」という調査年を添えておきたいところです。
Big Count 2006はどう調べた?
この数字がどのように作られたのかも知っておくと、統計の見方が変わります。
FIFAの資料によると、Big Count 2006は当時の207加盟協会の協力を受け、2006年前半に質問票とオンラインツールを使ってデータを収集しました。
回答率は75%を超えており、不足するデータについてはBig Count 2000、UEFAの2005年調査、FIFA内部の分析などを使って補完しています。
つまり、2億6,500万人全員を一人ずつ登録名簿で数えた数字ではありません。
登録選手のように把握しやすい数字と、未登録選手についての推計を組み合わせた世界規模の調査です。
だからこそ、細かな1人単位の人数ではなく、世界のサッカー参加規模をつかむための統計として読むのが適しています。
◆SOOOOO(そー)のワンポイントアドバイス
世界の競技人口を見るときは、「人数が多い国ほどサッカー文化が濃い」と単純に考えないことが大切です。
私自身、日本だけでなく海外でもサッカーをしてきましたが、同じ「サッカーをしている人」でも、クラブに所属して競技として取り組む人もいれば、もっと日常的にボールを蹴る人もいます。
その違いは統計にも表れます。協会に登録されている人数だけを見るのか、未登録のプレーヤーまで含めるのかで、見える世界は大きく変わります。
世界の数字を見るときほど、「何人か」だけではなく「どう数えたのか」までセットで見る。これだけでも、競技人口のデータをかなり正確に読みやすくなりますよ。
未登録の草サッカーはどれくらい?推計の考え方

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FIFA Big Count 2006で特に興味深いのが、未登録選手の多さです。
登録選手が約3,829万人だったのに対し、未登録選手は約2億2,627万人とされています。
つまり、この調査では世界の選手の大部分が「登録選手以外」として整理されています。
未登録選手にはどんな人が含まれる?
FIFAの統計表では、未登録選手について大きく次のような形で整理しています。
- 企業や軍などのチーム
- 学校・大学でのサッカー
- ストリートサッカー
- 時々サッカーをする人についての追加推計
学校でボールを蹴る子どもや、地域で気軽にプレーする人まで含めて考えるからこそ、登録選手だけの数字より大きくなります。
サッカーは登録しなくても始めやすい
サッカーの特徴の一つは、比較的少ない道具でも始められることです。
正式な11人制の試合ならゴールやピッチ、審判などが必要ですが、「ボールを蹴って遊ぶ」という入口だけなら大掛かりな設備は必要ありません。
公園、学校、空き地、ストリートなど、公式大会以外にもサッカーへ触れる場があります。
こうした層まで考えると、協会の登録者数だけでは世界のプレー人口を表しきれないことがわかります。
未登録人数は「推計」であることも忘れない
一方で、未登録の人には当然ながら世界共通の登録名簿がありません。
そのため、登録人口とまったく同じ精度で人数を把握できるわけではありません。
たとえば、「年に数回遊ぶ人」をどこまで選手として数えるかでも数字は変わります。
未登録を含む競技人口は、国別の細かな優劣を決める数字というより、「サッカーが世界でどのくらい広くプレーされているか」を見るための規模感として使う方が適しています。
「2億6,500万人」という数字を見るときも、その約2億2,600万人が未登録選手として推計されているという背景まで知っておくと、数字の意味をつかみやすくなります。
地域別に見るサッカー競技人口

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FIFA Big Count 2006では、世界の選手数を地域別にも整理しています。
| 地域 | 選手数 | サッカーに直接関与する人の人口比 |
|---|---|---|
| アジア | 約8,518万人 | 約2.22% |
| ヨーロッパ | 約6,165万人 | 約7.59% |
| アフリカ | 約4,630万人 | 約5.16% |
| 北中米・カリブ海 | 約4,311万人 | 約8.53% |
| 南米 | 約2,778万人 | 約7.47% |
| オセアニア | 約54万人 | 約4.68% |
出典:FIFA Big Count 2006
人数だけなら、アジアが約8,500万人で最多です。
ただし、これだけで「アジアが世界で最もサッカーが根づいている地域」と判断するのは早いです。
地域そのものの人口規模が違うからです。
人数と人口比では見え方が変わる
Big Count 2006では、当時の地域人口に占めるサッカー関与者の割合も掲載されています。
人数ではアジアが最大ですが、人口に占める割合では北中米・カリブ海、ヨーロッパ、南米が7%を超えていました。
つまり、「何人いるか」と「人口の何%がサッカーに関わっているか」は別の指標です。
地域比較は2軸で見るとわかりやすいです。
選手数 → その地域のサッカー人口の規模
人口比 → その地域の人口に対してどの程度サッカーへ直接関与しているか
さらに、この人口比も2006年当時の人口を使った数字です。現在の人口にそのまま当てはめるものではありません。
地域別の表は「現在のランキング」ではなく、Big Count 2006が世界のサッカー人口をどう捉えていたかを見る資料として使うのが適切です。
サッカー競技人口の世界最新をどう読む?

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ここまで読んで、「でも2006年では古いよね。もっと最新の世界人口はないの?」と感じた方も多いと思います。
まさにそこが、世界のサッカー競技人口を調べるときの難しいところです。
近年もFIFAは女子サッカー、プロサッカー、移籍、クラブなどさまざまな世界統計を公表しています。
ただし、Big Count 2006のように、登録・未登録を含めて世界中の全サッカー選手を同じ考え方で集計した数字と、女子の組織化されたサッカーや男子プロだけを集計した数字は比較条件が違います。
最新の世界総数はある?2006年の数字との付き合い方
2026年現在、「世界のサッカー競技人口は○億○万人」と最新値を一つに決めるなら、慎重に考える必要があります。
少なくともFIFAが公表している主要な近年資料を見ると、Big Count 2006と同じ定義・範囲で、登録選手と未登録選手を含む世界全体を再集計した数字として、そのまま置き換えられる新しい総数は見当たりません。
そのためこの記事では、次のように整理します。
| 知りたい数字 | 使いやすい資料 |
|---|---|
| 世界全体のプレー人口の規模感 | FIFA Big Count 2006:約2億6,500万人 |
| 近年の女子サッカー参加状況 | FIFA Women’s Football Member Associations Survey Report 2023 |
| 近年の男子プロ選手数 | FIFA Professional Football Report 2023 |
| ファン人口 | 競技人口とは分けてFIFAのファン関連資料を見る |
つまり、「最新数字を一つ探す」というより、知りたい対象ごとに最新に近い資料を使い分ける方が正確です。
一次情報を探すときはFIFAの資料名まで確認
インターネット上では「FIFAによると」とだけ書かれ、調査年や資料名がない数字も見かけます。
そういうときは、FIFA公式のReports & Documentsなどから原資料を探してみると、いつ・何を対象に調べた数字なのか確認しやすくなります。
出典:FIFA公式「Reports & Documents」
サッカー情報について「どの公式サイトを先に見ればよいか」を整理したい方は、サイト内の子どものサッカー上達に役立つ「公式ガイド&信頼サイト」10選でも、FIFA・JFA・IFABなどの使い分けを整理しています。
女子サッカーの競技人口は増えてる?世界の最新動向

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女子サッカーについては、Big Count 2006より新しい世界規模のFIFAデータがあります。
FIFAが2023年に公表した「Women’s Football: Member Associations Survey Report 2023」では、組織化されたサッカーに参加する女性・女子は1,660万人とされています。
これは2019年と比べて24%増という結果です。
女子サッカーの近年データ
- 組織化されたサッカーに参加する女性・女子:1,660万人
- 2019年からの増加率:24%
- 調査:FIFA Women’s Football: Member Associations Survey Report 2023
出典:FIFA「Women’s Football: Member Associations Survey Report 2023」
2006年の「女性2,600万人」より少ないのはなぜ?
ここはかなり重要です。
先ほどのFIFA Big Count 2006では、女性選手が約2,600万人とされていました。
それに対して、2023年の女子サッカーでは1,660万人。
数字だけを見ると、「女子サッカー人口が減ったの?」と思いますよね。
しかし、この2つをそのまま比べてはいけません。
集計対象が違います。
Big Count 2006の約2,600万人:未登録を含む広い女性選手の推計
2023年の1,660万人:organised football(組織化されたサッカー)に参加する女性・女子
つまり、2023年の1,660万人は「世界中でボールを蹴る女性全員」を推計した数字ではありません。
異なる定義の数字を比べて、「2,600万人から1,660万人へ減った」と判断するのは誤りです。
一方、同じ2023年調査の中では2019年との比較が行われているため、「組織化された女子サッカーの参加者が2019年から24%増えた」という読み方はできます。
女子サッカーは「増えた人数」だけで見ない
女子サッカーの広がりを見るなら、人数以外にも受け皿を見ることが大切です。
たとえば、女子チームがあるか、年代別の大会があるか、継続してプレーできるリーグがあるか、指導を受けられる環境があるか。
「サッカーを始めたい」と思った人が実際に参加できる環境があるほど、競技人口の裾野も広げやすくなります。
人数の増加と、それを支える環境。この両方を見ることで、女子サッカーの成長をより立体的に捉えられます。
世界のプロサッカー選手数は何人?

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「世界でサッカーをしている人は約2億6,500万人」と聞くと、その中でプロは何人なのかも気になりますよね。
FIFA Professional Football Report 2023では、世界の男子プロサッカーについて次の数字が示されています。
世界の男子プロサッカー
- プロ男子選手:128,694人
- プロクラブ:3,986クラブ
- 対象国:135か国
出典:FIFA「Professional Football Report 2023」
約12万9,000人と聞くと多く感じます。
しかし、数億人規模の世界のプレー人口と比べれば、プロとしてプレーする人数は限られています。
ただし、ここで「2億6,500万人のうちプロは○%」と単純計算するのはおすすめしません。
2億6,500万人は2006年の広い参加人口、12万8,694人は2023年版の男子プロという、年も対象も違うデータだからです。
プロ選手が多い国は?
同レポートでは、男子プロ選手が多い国も紹介されています。
| 国 | 男子プロ選手数 |
|---|---|
| メキシコ | 9,464人 |
| スペイン | 8,560人 |
| イングランド | 5,582人 |
ここで注意したいのは、プロ選手数が多いことと、代表チームの強さがそのまま一致するわけではないことです。
プロリーグの階層、クラブ数、プロの定義、国内競技構造などが国によって異なるためです。
このデータは「どの国が世界一強いか」を決めるランキングではなく、男子プロサッカーの規模を見る数字として使うのがわかりやすいです。
子どもの進路を考えるときは「プロの少なさ」だけを見ない
子どもがプロを目指している家庭なら、「世界でプロは約13万人」という数字を見ると厳しく感じるかもしれません。
ただ、この数字だけで「プロは難しいから目指さない方がいい」という話にはなりません。
大切なのは、現在の年代で必要なことに取り組みながら、成長に応じて次の環境を選んでいくことです。
プロになるかどうかだけでサッカーの価値が決まるわけでもありません。
競技を続ける過程で身につく技術、判断、仲間との経験、進学につながる可能性など、サッカーとの関わり方はいくつもあります。
サッカーの競技人口とファン人口は別物

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「サッカー人口」を検索すると、数億人ではなく数十億人という数字が出てくることがあります。
これは競技人口ではなく、ファン人口を示している場合があります。
FIFAの「The Vision 2020-2023」に関する資料では、世界に50億人のサッカーファンがいるという数字も示されています。
出典:FIFA「The football landscape」
約2億6,500万人と50億人。
数字が大きく違うのは当然です。
数えているものが違うからです。
- 競技人口:サッカーをプレーする人
- ファン人口:サッカーを見る、応援する、関心を持つ人
さらに、一人の人が「選手でもありファンでもある」ことも当然あります。
そのため、この2つを足して「世界のサッカー人口」とすることもできません。
他競技と比較するときも条件をそろえる
「サッカーとバスケットボールではどちらの人口が多い?」といった比較でも同じです。
サッカー側をファン人口、バスケットボール側を登録選手数で比較したら、意味のある比較にはなりません。
競技人口なら競技人口、登録人口なら登録人口、ファン人口ならファン人口。
比較する対象をそろえる必要があります。
大きな数字を見つけたら確認したいこと
- playersなのか
- registered playersなのか
- fansなのか
- 調査年はいつなのか
- 世界全体なのか特定地域なのか
これだけ確認すれば、「世界のサッカー人口○十億人」という数字に振り回されにくくなります。
サッカー競技人口の国別ランキング

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「世界でサッカー人口が一番多い国はどこ?」も気になるところですよね。
ここでも重要なのは、ランキングの年と定義です。
FIFA Big Count 2006には、登録・未登録を含む「Players Total」の国別データがあります。
2006年当時の比較では、次の国々が上位でした。
| 順位 | 国 | 選手数 |
|---|---|---|
| 1位 | 中国 | 約2,617万人 |
| 2位 | アメリカ | 約2,447万人 |
| 3位 | インド | 約2,059万人 |
| 4位 | ドイツ | 約1,631万人 |
| 5位 | ブラジル | 約1,320万人 |
| 6位 | メキシコ | 約848万人 |
| 7位 | インドネシア | 約709万人 |
| 8位 | ナイジェリア | 約665万人 |
| 9位 | バングラデシュ | 約628万人 |
| 10位 | ロシア | 約580万人 |
出典:FIFA Big Count 2006
日本は約481万人で12位とされています。
ただし、これはあくまで2006年のBig Countによるランキングです。
「現在の世界ランキング」としてそのまま掲載するのは避けるべき数字です。
登録人口ランキングでは順位が変わる
さらに面白いのが、登録選手だけを見ると順位が大きく変わることです。
同じBig Count 2006でも、登録選手数ではドイツが約631万人で1位、アメリカが約419万人で2位、ブラジルが約214万人で3位でした。
一方、選手総数では中国が1位です。
これだけでも、「世界でサッカー人口が多い国」という質問に一つの答えだけを出す難しさがわかります。
国別ランキングを見るときは必ず確認
- 選手総数なのか
- 登録選手数なのか
- プロ選手数なのか
- 何年の調査なのか
競技人口が多い国=強豪国とは限らない
もう一つ覚えておきたいのが、「競技人口」と「競技力」は同じものではないことです。
選手が多ければ競争の母数は大きくなりますが、それだけで代表チームやクラブの強さが決まるわけではありません。
育成年代のリーグ構造、指導者、施設、競技機会、選手育成の仕組みなど、強化にはさまざまな要素が関わります。
そのため、国別競技人口は「その国でどれくらい多くの人がプレーしているのか」を見る数字として使い、FIFAランキングや大会成績とは別に考えるのがわかりやすいです。
サッカー競技人口は世界で何人?要点を総まとめ
最後に、世界のサッカー競技人口について重要なポイントを整理します。
一番覚えておきたい数字は「約2億6,500万人」です。
ただし、この数字には必ず「FIFA Big Count 2006」という条件が付きます。
- FIFA Big Count 2006の世界の選手数は約2億6,500万人
- 審判・指導者・運営スタッフなどまで含む直接関与者は約2億7,000万人
- 登録選手は約3,829万人
- 未登録選手は約2億2,627万人
- 女性選手は当時約2,600万人
- 2023年の別調査では組織化された女子サッカーの参加者が1,660万人
- FIFA Professional Football Report 2023の男子プロ選手は128,694人
- ファン人口は競技人口とは別に考える
- 国別ランキングは調査年と「総選手・登録・プロ」の違いを確認する
「現在の世界人口」を一つの数字で断定しない
この記事を読んで「結局、2026年現在は何人なの?」と思った方もいるかもしれません。
そこに無理やり一つの数字を当てはめないことが、この記事では大切だと考えています。
世界全体を登録・未登録まで含めて大規模に整理したBig Count 2006と、2023年の女子サッカーや男子プロの資料では、対象も定義も違います。
そのため、2006年の2億6,500万人に近年の女子やプロの数字を足したり、そこから増加率を作ったりすることはできません。
数字を見るときは「年・対象・定義」の3点を見る
世界のサッカー人口について、この記事で一番持ち帰ってほしいのは数字そのものだけではありません。
「いつの数字か」「誰を数えたのか」「どこまで含めたのか」を見る習慣です。
迷ったときの確認順
1. 調査年を見る
2. 選手・登録者・プロ・ファンのどれかを見る
3. 未登録を含むか確認する
4. FIFAなど元の資料までたどる
この4つを確認すれば、「サッカー人口は世界で2億人?50億人?」という一見矛盾した数字も、それぞれ何を数えているのか整理できるようになります。
サッカーが世界中で広くプレーされていることは数字からも見えてきますが、その広がり方は国や地域によってさまざまです。
競技人口の大きさだけを見るのではなく、登録制度、女子サッカー、プロ、草サッカーまで含めて見ると、世界のサッカーがどれだけ幅広い形で楽しまれているのかも見えやすくなりますよ。

