フットサルのポジション4つを初心者向けに解説|役割・向いている人・サッカーとの違い

フットサルの ポジション4つを 初心者向けに解説! 役割・向いている人
室内フットサルコートで4人のフィールドプレーヤーとゴールキーパーがプレーする様子

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こんにちは。サッカー小僧の作り方!運営者のSOOOOO(そー)です。

フットサルを始めると、「ピヴォ」「アラ」「フィクソ」「ゴレイロ」といった聞き慣れない言葉が出てきます。サッカー経験者でも、「FWやMFと何が違うの?」と迷うことがあるでしょう。

フットサルでは一般に4つの基本ポジション名が使われますが、サッカーのように同じ位置へ固定され続けるわけではありません。まず基本となる位置と役割を覚え、そのうえで試合中に役割が入れ替わることを理解すると分かりやすくなります。

この記事でわかること
  • ピヴォ・アラ・フィクソ・ゴレイロの基本的な役割
  • サッカーのポジションとの違い
  • 自分に向いているポジションの考え方
  • ポジションの流動性や利き足との関係
目次

フットサルの基本ポジションはピヴォ・アラ・フィクソ・ゴレイロ

フットサルコート上にピヴォ、左右のアラ、フィクソ、ゴレイロを配置した4つの基本ポジション図

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フットサルは最大5人でプレーし、そのうち1人がゴールキーパーです。フィールドプレーヤーについては、一般にピヴォ・アラ・フィクソという名称が使われ、ゴールを守る選手はゴレイロと呼ばれます。

1-2-1のダイヤモンド型で考えると、前方にピヴォ、左右にアラ、後方にフィクソ、その後ろにゴレイロという位置関係になります。まずはこの形を基準にすると、それぞれの役割を理解しやすいです。

ポジション 基本位置 主な役割 サッカーで近いイメージ
ピヴォ 前方 ボールを収める・得点・攻撃の起点 FW
アラ 左右 攻守・ドリブル・パス・上下動 MF・WG
フィクソ 後方 守備・組み立て・カバー DF・守備的MF
ゴレイロ ゴール前 シュート対応・配球・攻撃の起点 GK

ただし、サッカーのポジションとの対応は、あくまで位置や役割を理解するための目安です。ピヴォがそのままサッカーのFW、アラがそのままMFというわけではありません。

ピヴォ・アラ・フィクソ・ゴレイロを「JFAやFIFAの競技規則で定められた4つの公式ポジション」と考えるのも正確ではありません。競技規則では「競技者」「ゴールキーパー」などが規定されており、ピヴォ・アラ・フィクソはフットサルで一般的に使われている戦術上・慣習上の名称です。

また、実際の試合では選手が位置を入れ替えるため、最初から最後まで同じ場所にいるわけではありません。人数や交代、ゴレイロに関する競技規則などは、フットサルの基本ルールで詳しく解説しています。

フットサル4ポジションの役割と特徴

フットサルのピヴォ、アラ、フィクソ、ゴレイロとしてプレーする選手の4分割のプレーシーン

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4つのポジションにはそれぞれ基準となる位置と役割があります。ただし、「ピヴォは攻撃だけ」「フィクソは守備だけ」のように分けるのではなく、どのフィールドプレーヤーも攻撃と守備の両方へ関わるのが基本です。

ピヴォ|前線で攻撃の起点になるポジション

ピヴォは、基本的に相手ゴールに近い前方でプレーするポジションです。前線で味方からのパスを受け、相手を背負いながらボールをキープしたり、味方へ落としたりして攻撃の起点になります。

相手を背負った状態から反転してシュートを狙ったり、ゴール前へ入り込んでフィニッシュしたりするのも重要な役割です。サッカーでいえばセンターフォワードに近い位置ですが、フットサルでは限られたスペースの中でボールを収め、味方と素早く連係する能力がより重要になります。

守備になれば、ピヴォも相手のボール保持者へプレッシャーをかけます。前線にいるからといって攻撃だけを担当するのではなく、相手の前進方向やパスコースを制限する第一守備者になることもあります。

ピヴォと相性がよい能力としては、次のようなものがあります。

  • ボールを失わずにキープする力
  • 相手を背負ったときの身体の使い方
  • 次のプレーにつながるファーストタッチ
  • 短い時間でシュートまで持ち込む力
  • ゴール前での判断

「ピヴォは身体が大きい選手向け」と言われることもあります。確かに体格が有利に働く場面はありますが、大柄でなければできないポジションではありません。相手との距離、身体の向き、ボールタッチ、タイミングなどを使えば、小柄な選手でもピヴォとしてプレーできます。

アラ|サイドを中心に攻守へ関わるポジション

アラは左右に配置されることが多く、サイドを中心に攻撃と守備の両方へ関わるポジションです。ボールを受けて前進したり、ドリブルで相手をかわしたり、ピヴォへパスを入れたり、自らシュートを狙ったりします。

サッカーのMFやWGに近いイメージですが、アラはサイドへ張り続けるだけではありません。味方や相手の位置によって中央へ入り込んだり、フィクソの位置まで下がって攻撃を組み立てたりする場面もあります。

守備へ切り替わったら、素早く戻って相手の前進を止めることも必要です。攻撃と守備を行き来する場面が多いため、運動量だけでなく、いつ前へ出るか、いつ中央や後方を埋めるかという判断も重要になります。

アラと相性がよい能力としては、次のようなものがあります。

  • 運動量
  • 1対1の対応力
  • ドリブル
  • パス
  • 攻守の切り替え
  • 周囲を見ながら位置を変える判断力

スピードのある選手だけがアラに向いているわけではありません。ボールを失わずにつなげる選手や、周囲との連係が得意な選手もアラで力を発揮できます。

フィクソ|守備と攻撃の組み立てを担うポジション

フィクソは、フィールドプレーヤーの中では基本的に後方へ位置します。相手ピヴォへの対応や味方のカバーリング、守備全体のバランス管理などを担うため、自陣ゴールに近い場所で重要な判断をする場面が多いポジションです。

ただし、フィクソは守備専門ではありません。ボールを持ったときには後方から攻撃を組み立て、アラやピヴォへ縦パスを入れたり、相手の守備を見ながらボールを動かしたりします。

相手が後方を警戒しなくなれば、自ら前へ運んだり、味方との位置交換によって高い位置へ出たりすることもあります。最後方に立ち続けるだけのポジションではありません。

フィクソと相性がよい能力としては、次のようなものがあります。

  • 周囲を把握する視野
  • 状況に応じた判断力
  • 正確なパス
  • 対人守備
  • カバーリング
  • 味方へのコーチング

「fixo」という言葉は固定されたものという意味合いを持ちますが、実際のプレーでフィクソがその場所へ固定され続けるという意味ではありません。「チームの舵取り役」と表現されることもありますが、これは実戦上の役割を表した言い方として理解するとよいでしょう。

ゴレイロ|ゴールを守りながら攻撃も始めるポジション

ゴレイロは、サッカーでいうゴールキーパーにあたるポジションです。「ゴレイロ」という呼び方はフットサルで一般的に使われていますが、JFAのフットサル競技規則では「ゴールキーパー」という用語が使われています。

最も重要な仕事はシュートを防ぐことです。至近距離からのシュートや1対1に対応するため、反応だけでなく、相手やボールに合わせて適切な場所へ立つポジショニングも重要になります。

さらに、ゴレイロは守るだけではありません。ボールを確保したあとにスローやパスで攻撃を始めたり、味方からボールを受けて足元で攻撃を組み立てたりします。後方からピッチ全体を見やすいため、声をかけて味方の守備位置を調整する役割もあります。

状況によってはゴールから離れて攻撃へ加わることもあり、現代のフットサルでは配球や足元の技術も重要です。

ゴレイロと相性がよい能力としては、次のようなものがあります。

  • シュートへの反応
  • 状況判断
  • ポジショニング
  • 正確な配球
  • 足元の技術
  • 味方への声かけ

サッカーとフットサルのポジションはどう違う?

フットサルコートとサッカーコートで背番号10の選手がゴールへシュートする場面を左右に比較した画像

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フットサルのポジションはサッカーのポジションと比較すると理解しやすくなります。ただし、完全に同じ役割として置き換えるのではなく、「近い位置や役割」と考えるのがポイントです。

フットサルのポジション サッカーで近い位置 主な違い
ピヴォ FW 前線の得点役だけでなく、狭いスペースでボールを収めて味方の攻撃を助け、守備では前線から相手を制限する
アラ MF・WG サイドを中心にしながら、中央や後方にも移動し、攻撃と守備の両方へ頻繁に関わる
フィクソ DF・守備的MF 守備だけでなく、後方からの組み立てや前方への攻撃参加も担う
ゴレイロ GK シュート対応に加えて配球や足元での組み立て、状況によっては積極的な攻撃参加も行う

フットサルはサッカーより人数が少なく、コートも狭いため、選手同士の距離が近くなります。攻撃から守備、守備から攻撃への切り替えも速く、フィールドプレーヤー4人全員が両方の局面へ関わる機会が多くなります。

さらに、フットサルでは交代が頻繁に行われます。こうした競技の特徴から、「守る人」「攻める人」と役割を完全に分けるよりも、全員が状況に応じて役割を変える必要があります。

サッカー経験者は、「ピヴォ=FW」ではなく「FWに近い位置・役割から理解すると分かりやすい」と考えておくと、フットサル特有の動きを理解しやすくなります。

自分に向いているフットサルのポジションは?

ポジションごとに求められやすい能力はありますが、絶対的な適性診断ではありません。自分がどのプレーを得意としているかを考える目安として使うのがおすすめです。

ポジション 生かしやすいプレー・特徴
ピヴォ ゴール前でのプレー、ボールキープ、シュート
アラ ドリブル、運動量、攻守の切り替え
フィクソ パス、視野、守備、判断
ゴレイロ シュート対応、判断、配球

ポジションは性格だけで決める必要はありません。「足が速いからアラ」「身体が大きいからピヴォ」のように、体格や一つの身体能力だけで決める必要もありません。

複数のポジションを経験すると、味方がどこでボールを受けたいのか、守備でどこをカバーしてほしいのかも理解しやすくなります。ひとつのポジションだけに固定せず、別の役割も経験することがフットサル全体の理解につながります。

初心者はどのポジションから始めればいい?

「初心者は必ずアラから」「初心者はピヴォから始めるべき」といった共通の決まりはありません。本人の得意なプレーやチームの考え方、指導者、参加するレベルによって適した始め方は変わります。

最初は3-1などの分かりやすい配置で自分の基準位置と役割を覚え、その後に別のポジションも経験していくと理解しやすいでしょう。最初から複雑なポジションチェンジを覚える必要はありません。

ゴレイロについては、手を使える範囲や4秒、味方からボールを戻された場合の制限など、フィールドプレーヤーとは異なる競技規則が関係します。その点では少し特殊なポジションです。

フットサルのポジションは試合中に入れ替わる

フットサルのピヴォ、アラ、フィクソが矢印で位置を入れ替える様子を示したポジション移動の図解

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フットサルには基準となるポジションや役割がありますが、試合中の立ち位置は固定されません。

たとえば、前方にいたピヴォがボールを受けるために下がったとき、そのスペースへアラが走り込むことがあります。フィクソがボールを持って前へ進めば、アラが後方へ下がってバランスを取る場合もあります。

ほかにも、アラがサイドから中央へ入ったり、左右の選手が位置を交換したりします。こうした動きを繰り返しながら、相手の守備を動かしてスペースを作ります。

「ポジションが固定されない」と「フットサルにはポジションがない」は別の意味です。まず基準となる位置と役割があり、そのうえで試合の状況に合わせて選手が動くと考えると分かりやすいです。

3-1(ダイヤモンド)は4ポジションを理解しやすい

3-1は、前方にピヴォ、左右にアラ、後方にフィクソを置く形です。1-2-1のダイヤモンド型とも考えられ、4つの基本ポジションの位置関係を理解しやすい配置です。

初心者がポジションを覚える場合も、まずこの基準位置から考えると整理しやすくなります。ただし、実際の試合ではこの形を保ったまま選手が動かないわけではありません。

4-0では固定したピヴォを置かない

4-0は、4人のフィールドプレーヤーが流動的に動き、前方へ固定した常設ピヴォを置かない考え方です。

ただし、「4-0では誰もピヴォのような役割をしない」という意味ではありません。プレーの途中で選手が一時的に高い位置へ入り、前線でボールを受ける場面はあります。

つまり、3-1ではピヴォ・アラ・フィクソの基準位置を捉えやすい一方、4-0では固定したピヴォを置かず、4人が位置を変えながらプレーします。

アラは右と左のどちらに入る?利き足との関係

フットサルコートで選手がボールを足元でコントロールする様子とフットサルシューズの足元

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アラは左右に配置されることが多いため、「右利きなら右アラと左アラのどちらがいいの?」という疑問も出てきます。

右利きの選手が右サイドへ入る場合、右足で外側へボールを運びやすく、縦方向へのプレーやライン際へのパスを選びやすくなります。

一方、右利きの選手が左サイドへ入ると、中央へボールを持ち出したときに利き足の右足を使いやすくなります。そこからシュートを狙ったり、中央や逆サイドへ斜めのパスを出したりする選択肢も生まれます。

左利きの場合は基本的にこの関係が逆になります。

右利きの配置例 生まれやすいプレー
右アラ 縦方向への前進、外側へ右足でボールを出すプレー
左アラ 中央への侵入、右足でのシュート、斜めのパス

ただし、「右利きなら右アラが基本」「右利きなら必ず左アラ」という決まりはありません。

縦へ突破したいのか、中央へ入ってシュートを狙いたいのか、ピヴォへどの角度からパスを入れたいのかによって適した配置は変わります。味方との組み合わせやチームの戦い方によって左右を入れ替えることもあります。

なお、「右アラ」「左アラ」は左右の配置を分かりやすく表した呼び方であり、競技規則上で別々の公式ポジションとして定められているわけではありません。

フットサルのポジションに関するよくある質問

最後に、フットサルのポジションについて初心者が迷いやすい疑問を整理します。

Q1. フットサルのポジションは4つしかない?

A. 4つしかないと考えるのは正確ではありません。ピヴォ・アラ・フィクソ・ゴレイロは一般的に使われる基本的な名称ですが、JFAやFIFAの競技規則が4種類の公式ポジションとして分類しているわけではありません。また、4-0のように固定したピヴォを置かない形もあります。

Q2. フットサル初心者はアラから始めるべき?

A. 必ずアラから始めるという決まりはありません。本人の得意なプレーやチーム、指導者、参加するレベルによって適したポジションは変わります。まず基準となる位置と役割を理解し、その後に複数のポジションを経験するとフットサル全体を理解しやすくなります。

Q3. 右利きなら右アラの方がいい?

A. 右アラが必ず適しているわけではありません。右サイドでは縦方向へのプレーを選びやすく、左サイドでは中央へ持ち出して右足でシュートや斜めのパスを狙いやすくなります。チームの戦術や求められるプレーによって配置は変わります。

Q4. 4-0ではピヴォはいなくなる?

A. 固定した常設ピヴォは置きません。ただし、ピヴォ的な役割まで完全になくなるわけではなく、流動的に動く4人のうち誰かが一時的に高い位置へ入り、前線でボールを受けることはあります。

4つの基本役割を覚えたらポジションを固定しすぎない

フットサルでは一般に、ピヴォ・アラ・フィクソ・ゴレイロという4つの基本ポジション名が使われます。まずは、それぞれがどこを基準にして、攻撃と守備で何をするのかを覚えておけば大丈夫です。

ただし、ピヴォはサッカーのFW、アラはMF、フィクソはDFと完全に同じではありません。フットサルでは選手同士の距離が近く、攻守の切り替えも速いため、試合中に位置や役割が頻繁に入れ替わります。

自分に向いているポジションも、体格やスピードだけで決める必要はありません。得意なプレーやチームで求められる役割を考えながら、複数のポジションを経験するとフットサルへの理解も深まります。

ポジションとあわせて人数、交代、4秒ルール、キックイン、ゴレイロに関する決まりなども確認したい場合は、フットサルのルールも参考にしてください。

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この記事を書いた人

小学生時代にプロクラブアカデミーでプレー。高校サッカーを経て、関東大学サッカー部では4年間トップチームに所属。大学卒業後はドイツ・ルクセンブルク1部・オーストラリアでプレーし、現在も社会人チームでサッカーを継続しています。自身の進路経験と、JFA・各校公式サイト・募集要項・大会情報などをもとに、サッカーを続けたい子どもと保護者が進路を選びやすいように情報を整理しています。入試・推薦・練習会・セレクション情報は年度によって変更される場合があるため、最新情報は必ず各校・各クラブの公式情報をご確認ください。
筆者の詳しい経歴や、このサイトで大切にしている情報確認の方針は、プロフィールページにまとめています。

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