フットサルのスライディングは禁止?現行ルールと反則になるケースを解説【2026年】

フットサルの スライディングは 禁止?現行ルールと 反則になるケース
フットサルで赤の10番がドリブルする中、青の6番がスライディングでボールへ挑むプレー場面

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こんにちは。サッカー小僧の作り方!運営者のSOOOOO(そー)です。

フットサルでは「スライディングは禁止」と聞いたことがある人も多いかもしれません。しかし、2026年現在、スライディングという動作自体が全面禁止されているわけではありません。

現行のJFA「フットサル競技規則2025/26」では、スライディングをしたかどうかだけではなく、相手へのタックルやチャレンジが不用意・無謀・過剰な力で行われたか、接触がなくても危険な方法でのプレーになっていないかなどによって反則を判断します。

一方で、昔はフットサル独自のスライディングタックル規制がありました。2010年の競技規則改正で考え方が変わったため、古いルールの記憶と現在のルールが混同されやすくなっています。

シュートブロックやパスカットも無条件に認められるわけではなく、個サルでは安全面から独自にスライディングを禁止している場合もあります。この記事では、現在の公式ルールとローカルルールを分けながら整理します。

この記事でわかること
  • フットサルでスライディングが全面禁止ではない理由
  • 反則になるスライディングの判断基準
  • シュートブロック・パスカット・ゴレイロの扱い
  • 公式ルールと個サルのローカルルールの違い
目次

フットサルのスライディングは全面禁止ではない

フットサルのスライディングが全面禁止ではなく、危険性で判断されることを3場面で示した図解

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まず押さえておきたいのは、現行のJFA・FIFAの公式競技規則には、スライディングという動作そのものを一律に禁止するルールはないという点です。

ケース 基本的な考え方
相手が近くにいない場所での滑り込み スライディングしたこと自体を理由に反則とはならない
シュートブロック 安全なら可能だが、危険なチャレンジなら反則
パスカット 状況と危険性で判断
相手へのタックル 不用意・無謀・過剰な力などで判定
接触しない危険な滑り込み 間接フリーキックになる場合がある
ゴレイロのスライディング ゴレイロだけの特別な許可はない
個サル 施設や大会独自で禁止される場合がある

現行のフットサル競技規則第12条では、相手競技者へのタックルやチャレンジなどについて、主審・第2審判が「不用意」「無謀」「過剰な力」で行われたと判断した場合に直接フリーキックとなる考え方が示されています。

つまり、重要なのは「滑ったかではなく、その滑り込みによって何をしたかを見る」ことです。相手に対する危険なチャレンジであれば反則になる一方、相手から離れた場所で安全にボールへ滑り込んだからといって、スライディングという理由だけで反則になるわけではありません。

また、身体的な接触がなければ何をしてもよいわけではありません。相手が負傷を恐れてプレーできなくなるような危険な行為は、「危険な方法でのプレー」として間接フリーキックになる場合があります。

「フットサルはスライディング禁止」も「現在はスライディングOK」も、その一言だけでは正確ではありません。プレーの対象、相手との位置関係、接触の有無や程度、危険性などを含めて判断されます。

4秒ルールやバックパスなども含めた競技全体の決まりは、フットサルの基本ルールでまとめています。

昔はスライディングタックルが禁止だった|2010年にルール変更

フットサルのスライディングタックルを審判が判定する場面を、旧ルールと現行ルールの違いをイメージして示した画像

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「昔フットサルをしていたときは、スライディングは禁止だった」と記憶している人もいるでしょう。その認識には理由があり、以前の競技規則には現在とは異なるスライディングタックルの制限がありました。

2010年改正前のルールでは独自の制限があった

2008年当時のJFAフットサル競技規則では、相手競技者がボールをプレーしている、またはプレーしようとしているときに、ボールをプレーしようとして体を滑らせるスライディングタックルが反則として扱われていました。

ただし、ゴールキーパーが自分のペナルティーエリア内で行う場合には例外があり、不用意・無謀・過剰な力で行われない限り、一律に同じ扱いとはされていませんでした。

このように、当時はフットサル独自のスライディングタックル規制が存在していたため、「フットサルではスライディングが禁止」という認識が広く残ったと考えると分かりやすいでしょう。

2010年改正でサッカーに近い判定基準へ変更

2010年にJFAのフットサル競技規則が大きく改正され、直接フリーキックとなるタックルの考え方も変更されました。

改正後は、相手へのタックルについて、サッカーと同様に不用意・無謀・過剰な力で行われたかを基準として判断する形になりました。これにより、従来のようにスライディングタックルという形だけを理由として一律に反則とする構造ではなくなっています。

そのため、昔の競技経験や古いWeb記事では「スライディングタックルは禁止」と説明されている一方、現在の公式競技規則とは内容が異なるケースがあります。

現在のルールを理解するときは、2010年改正前の規則と2010年以降の規則を分けて考えることが大切です。

どんなスライディングが反則になる?

フットサルでどんなスライディングが反則になるのか考える少年の前で、試合中にスライディングでボールへ挑む場面を描いた画像

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現在はスライディングという形だけで判定するのではなく、そのプレーが相手にどのような危険を与えたかを見ます。ここでは、特に押さえておきたい3つの考え方を整理します。

相手へのタックル・チャレンジが危険なら反則

相手競技者に対してタックルやチャレンジを行った場合、主審・第2審判は、その行為が不用意・無謀・過剰な力で行われたかを判断します。

身体的な接触を伴う反則であれば、原則として相手チームの直接フリーキックとなり、自陣のペナルティーエリア内で守備側競技者が該当する反則を行えばペナルティーキックになる場合があります。

  • 不用意:注意や配慮を欠いたチャレンジ
  • 無謀:相手への危険や結果を顧みないチャレンジで、警告の対象となる
  • 過剰な力:必要以上の力を用いるなど相手の安全を脅かすプレーで、退場の対象となり得る

特に、必要以上の力を用いたり、相手競技者の安全を脅かしたりするチャレンジは、スライディングであるかどうかにかかわらず厳しく判定されます。

接触しなくても危険なら反則になることがある

「相手に当たらなければセーフ」ではありません。

現行の競技規則には、相手競技者の近くで危険な方法でプレーすることについても規定があります。例えば、相手が負傷することを恐れて本来できるはずのプレーをやめざるを得ないような危険な滑り込みは、実際に身体へ接触していなくても反則となる場合があります。

このような「危険な方法でのプレー」は、身体的な接触を伴うタックルとは異なり、間接フリーキックで再開される場合があります。

そのため、「足には当たらなかった」「相手が避けたから接触しなかった」という事実だけで、反則ではないとは判断できません。

ボールに先に触れば反則にならないわけではない

スライディングについてよくある誤解が、「ボールに先に触ったからファウルではない」という考え方です。

ボールへ先に触れたことはプレーを判断するうえで一つの要素にはなりますが、それだけで合法なチャレンジと決まるわけではありません。

ボールへ触れた後に相手へ危険な勢いで突っ込んだ場合や、足を伸ばしたまま相手の安全を脅かすような形になった場合などは、チャレンジ全体を見て反則と判断されることがあります。

ボールに触れた瞬間だけではなく、その前後を含めたプレー全体の危険性で判断されると考えておきましょう。

相手がいない場所でのスライディングは反則?

相手競技者への危険なチャレンジや、その他の反則に該当しないのであれば、スライディングしたこと自体を理由に反則とはなりません。

例えば、相手から十分に離れた場所でボールを止める、ゴールラインを割りそうなボールへ滑り込んで残す、誰も競りに来ていないルーズボールへ滑って触れるといったケースです。

こうしたプレーは、単に身体を床面で滑らせたというだけで直接フリーキックになるものではありません。

ただし、「相手がいない場所なら必ず大丈夫」と機械的に考えるのも適切ではありません。滑り込んだ先に相手が近づいている場合や、足を高く上げるなどして近くの競技者に危険を与える場合には、プレー全体の状況から反則と判断される可能性があります。

シュートブロックでスライディングしてもいい?

フットサルのシュートブロックで、相手から離れた安全な滑り込みと足元への危険なスライディングを比較した図解

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シュートコースへ安全に滑り込むことはできますが、シュートブロックだから無条件に認められるわけではありません。

例えば、シューターから十分に離れた位置でシュートコースへ滑り込み、相手に危険を及ぼさずボールをブロックするプレーであれば、スライディングしたという理由だけで反則にはなりません。

一方、シュートを打とうとしている競技者の足元へ勢いよく滑り込む場合は事情が異なります。相手との距離やタイミング、滑り込む方向、足の出し方、接触の有無や程度などによって、危険なタックルやチャレンジになる可能性があります。

「シュートを止めるためだった」という目的ではなく、実際にどのような方法で相手やボールへチャレンジしたかが重要です。

したがって、シュートブロックは「スライディングだから反則」でも「シュートブロックだからOK」でもなく、そのプレーの危険性によって判断されます。

パスカットのためのスライディングは?

パスカットでも考え方は同じで、安全なインターセプトとしての滑り込みは可能ですが、人への危険なチャレンジになれば反則です。

相手から離れたパスコースへ滑り込み、ボールだけをカットするようなプレーであれば、スライディングをしたことだけを理由に反則とはなりません。

一方で、ボール保持者の足元へ滑り込む場合や、パスを受けようとしている競技者の足元へ勢いよく入る場合には、相手へのタックルやチャレンジとして危険性が判断されます。

「ボールだけを狙っていた」という競技者の意図だけでも判定は決まりません。実際の距離、勢い、足の出し方、相手への影響など、起きたプレー全体が基準になります。

ゴレイロはスライディングしてもいい?

ゴレイロもスライディングすることはありますが、「ゴレイロだから特別にスライディングが許可されている」というルールではありません。

現行の競技規則では、相手に対するタックルやチャレンジについて、基本的にゴレイロにも他の競技者と同じ基準が適用されます。

例えば1対1の場面で、ゴレイロがボールを止めるために相手競技者の足元へ滑り込む場合も、不用意・無謀・過剰な力で行われていないか、相手の安全を脅かしていないかが判断されます。

ボールへ先に触れた場合も、それだけで反則にならないことが保証されるわけではありません。その後の接触や滑り込み方まで含めてチャレンジ全体が判断されます。

「ゴレイロだけOK」という情報が残っている理由

「フィールドプレーヤーのスライディングは禁止だけれど、ゴレイロだけはできる」と説明されることがあるのは、以前の競技規則が影響しています。

2008年当時は、相手がボールをプレーしている場面などでのスライディングタックルが原則として反則とされる一方、ゴールキーパーが自分のペナルティーエリア内で行う場合には例外が設けられていました。

しかし、2010年の競技規則改正によってこの構造が変わり、現在はタックルやチャレンジそのものの危険性を判断する形になっています。

そのため、「ゴレイロだけOK」という説明は、現在の公式ルールではなく、以前のルールの考え方が残った情報として整理する必要があります。

サッカーとフットサルでスライディングのルールは違う?

屋外のサッカーピッチに立つ選手と屋内のフットサルコートに立つ選手を並べ、両競技の違いを比較したイメージ

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現在は「サッカーはスライディングOK、フットサルはNG」という単純な違いではありません。

2010年のフットサル競技規則改正以降、相手に対するタックルについて、直接フリーキックとなる基本的な考え方はサッカーと同様に、不用意・無謀・過剰な力で行われたかを判断する形になっています。

ただし、競技環境は同じではありません。フットサルはサッカーよりピッチが狭く、選手同士の距離が近くなりやすいうえ、体育館などの硬い床面で行われることもあります。

そのため、実際のプレーでは相手との距離やタイミングなど、その場の状況を踏まえて危険性が判断されます。これは「フットサルの方が危険だからスライディング禁止」という意味ではなく、競技規則上はプレーの内容と危険性を見るということです。

個サルではスライディング禁止のことがある

ここまで説明してきたのはJFA・FIFAの公式競技規則です。一方、個人参加型フットサル、いわゆる個サルやエンジョイ大会では、安全に楽しむことを優先して独自のローカルルールを設けている場合があります。

実際に、2026年の各施設・イベントの案内でもルールは一律ではありません。

  • J-GREEN堺の個人参加フットサルでは、ボールホルダーへのスライディングを禁止
  • 金沢大学SOLTILO FIELDの個サルでは、スライディングを禁止
  • スポパーク松森フットサルプラザでは、人の近くでのスライディングを禁止する個サルカテゴリーがある

このほかにも、全面的に禁止する施設もあれば、ボール保持者へのスライディングだけを禁止する施設、シュートブロックやパスカットとの位置関係によって扱いを変えるイベントなどがあります。

個サルで「スライディング禁止」と言われることと、JFA・FIFAの公式競技規則でスライディングが全面禁止されていることは別です。参加する施設や大会に独自ルールがある場合は、そのルールが優先されます。

普段の公式競技では認められる可能性があるプレーでも、個サルでは禁止されていることがあります。参加前に、その施設やイベントの案内を確認しておくと混乱を避けられます。

フットサルのスライディングに関するよくある質問

フットサルのスライディングについて、特に間違えやすいポイントをQ&A形式で確認します。

Q1. フットサルではスライディングは禁止ですか?

A. 全面禁止ではありません。現行ルールではスライディングという動作だけで判断せず、相手へのタックル・チャレンジの危険性などで反則を判断します。

Q2. シュートブロックならスライディングしてもいいですか?

A. 無条件にOKではありません。相手から離れた場所で安全にシュートコースを塞ぐ滑り込みは可能ですが、相手の足元へ危険に入るなどすれば反則になります。

Q3. ボールに先に触ればファウルになりませんか?

A. ボールへ先に触ったことだけでは決まりません。その後の接触や動作も含め、チャレンジ全体の危険性で判断されます。

Q4. ゴレイロはスライディングしてもいいですか?

A. ゴレイロだけに特別な許可があるわけではありません。現行ルールでは基本的に他の競技者と同じ基準でタックルやチャレンジが判断されます。

フットサルのスライディングは「動作」ではなく危険性で判断する

2026年現在の公式競技規則では、フットサルのスライディングという動作自体が全面禁止されているわけではありません。

以前はフットサル独自のスライディングタックル規制がありましたが、2010年の改正によって、現在は相手へのタックルやチャレンジが不用意・無謀・過剰な力で行われたかなど、そのプレーの内容と危険性を判断する考え方になっています。

接触がなくても、近くの相手が負傷を恐れてプレーできなくなるような危険な行為は反則になる場合があります。また、シュートブロックやパスカットも無条件に認められるわけではなく、ボールに先に触れたことだけで反則ではないと決まるものでもありません。

ゴレイロについても特別にスライディングが許可されているわけではなく、基本的には同じ基準で判断されます。

「滑ったか」ではなく、「その滑り込みによって何をし、相手にどのような危険を与えたか」を見るのが現在の基本的な考え方です。なお、個サルやエンジョイ大会では独自にスライディングを禁止している場合があるため、参加するときはその施設やイベントのルールも確認しておきましょう。

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この記事を書いた人

小学生時代にプロクラブアカデミーでプレー。高校サッカーを経て、関東大学サッカー部では4年間トップチームに所属。大学卒業後はドイツ・ルクセンブルク1部・オーストラリアでプレーし、現在も社会人チームでサッカーを継続しています。自身の進路経験と、JFA・各校公式サイト・募集要項・大会情報などをもとに、サッカーを続けたい子どもと保護者が進路を選びやすいように情報を整理しています。入試・推薦・練習会・セレクション情報は年度によって変更される場合があるため、最新情報は必ず各校・各クラブの公式情報をご確認ください。
筆者の詳しい経歴や、このサイトで大切にしている情報確認の方針は、プロフィールページにまとめています。

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