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こんにちは。サッカー小僧の作り方!運営者のSOOOOO(そー)です。
サッカーの試合データで見かける「スプリント回数」。何を数えているのか、ダッシュとはどう違うのか、気になる方もいるでしょう。
サッカーのスプリントとは、試合中に短い距離を高い速度で走る動きです。攻撃では相手の背後への飛び出し、守備ではプレスやカバーなどで使われます。
Jリーグでは2023シーズン以降、時速25km以上で1秒以上走行した回数をスプリント回数として集計しています。ただし、これはJリーグの計測基準であり、子どもが目指すべき速度を示すものではありません。
- スプリントの意味とダッシュとの違い
- Jリーグのスプリント回数の基準
- 試合でスプリントが重要になる場面
- 小学生・中学生向けの測定と練習方法
サッカーのスプリントとは?意味とダッシュとの違い

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まずはスプリントの意味を、実際のプレーと身近な言葉で確認しましょう。
スプリントは試合中の短い距離を速く走る動き
スプリントとは、短い距離を高い速度で走ることです。サッカーでは、ボールを追うときだけでなく、相手を振り切ったり、味方の守備を助けたりするときにも必要になります。
例えば、フォワードがディフェンダーの背後に飛び出す動きや、相手に突破された選手を別の味方が追いかける動きです。ボールに触れなくても、その走りによってパスコースが生まれたり、失点の危険を減らせたりします。
大切なのは、速く走ることだけでなく、いつ・どこへ・何のために走るかです。
スプリントとダッシュ・全力疾走は何が違う?
「ダッシュ」は、止まった状態やゆっくり動いている状態から急に速く走り出す場面でよく使われます。一方、「スプリント」は速く走る動き全体を指す言葉として使われます。
ただし、日常の練習では「ダッシュ」「スプリント」「全力疾走」をほぼ同じ意味で使うこともあります。サッカーの正式な競技規則で、これらが厳密に区別されているわけではありません。
違いが重要になるのは試合データを見るときです。スプリント回数は、本人が全力で走ったかどうかではなく、設定された速度や継続時間などの条件によって数えられます。
Jリーグのスプリント回数とは?何km/hから数える?

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Jリーグの公式スタッツには明確な計測条件があります。現在と過去の基準の違いも押さえておきましょう。
2023年以降は時速25km以上で1秒以上
Jリーグの公式スタッツでは、2023シーズン以降、時速25km以上で1秒以上走行した回数をスプリント回数と定義しています。
Jリーグのスプリント回数の条件
- 走行速度:時速25km以上
- 継続時間:1秒以上
- 集計するもの:この条件を満たした走行の回数
例えば、素早く走り出しても基準速度に達しなかった場合は、本人には全力疾走の感覚があっても、このスタッツには含まれません。
この基準はJリーグの公式記録のための定義です。サッカー全体で統一された唯一のスプリント基準ではありません。
出典:Jリーグ公式|2026/27シーズン 総スプリント回数
2022年以前の時速24km基準との違い
Jリーグのスプリント回数は、2023シーズンから速度の基準が変更されています。
| 対象シーズン | 速度の基準 | 継続時間 |
|---|---|---|
| 2022シーズン以前 | 時速24km以上 | 1秒以上 |
| 2023シーズン以降 | 時速25km以上 | 1秒以上 |
基準速度が上がると、以前は数えられていた走りが新しい基準では数えられない場合があります。そのため、異なるシーズンのスプリント回数をそのまま比べて、選手の走力が上がった・下がったと判断することはできません。
過去の資料で時速24kmという数字を見かけても、現在の記録を見るときは、対象シーズンの公式スタッツに示された基準を確認しましょう。
スプリント回数が多ければ上手い選手とは限らない
スプリント回数が多いことは、試合中に一定以上の速度で走る場面が多かったことを示します。しかし、それだけで選手の上手さや活躍を評価することはできません。
回数は、出場時間の長さ、ポジション、チームの戦い方、相手の攻め方、試合の流れなどによって変わります。例えば、背後を狙う攻撃が多い試合と、足元でパスをつなぐ試合では、求められる走りが違います。
重要なのは、その走りがチャンスを作ったか、相手の攻撃を防ぐことにつながったかというプレーの中身です。
スプリント回数・トップスピード・走行距離の違い

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似たような数字に見えても、測っている内容は異なります。混同しやすい4つの指標を整理します。
スプリント回数は基準を満たした走りの回数
スプリント回数は、決められた速度と継続時間などの条件を満たした走行を何回行ったかという数字です。走った距離の合計や、その選手の最高速度そのものを表すものではありません。
また、短い距離で急加速したり、素早く方向を変えたりしても、計測条件を満たさなければ回数に反映されないことがあります。試合で役立つ速い動きのすべてが、スプリント回数という一つの数字に表れるわけではありません。
トップスピードは最高速度・走行距離は移動距離
トップスピードは試合中に記録した最も高い速度、総走行距離は試合中に移動した距離の合計です。高速走行距離は、指定された速度以上で走った距離を指します。
| 指標 | 何を表す? | 主な単位 |
|---|---|---|
| スプリント回数 | 設定された条件を満たした走りの回数 | 回 |
| トップスピード | 記録した最高速度 | km/h |
| 総走行距離 | 試合中に移動した距離の合計 | km |
| 高速走行距離 | 一定以上の速度で走った距離の合計 | m・km |
高速走行の速度区分や集計方法は、大会・計測サービスによって異なる場合があります。違う資料の数字を比較するときは、定義が同じかどうかも確認することが大切です。
試合中に選手がどのくらいの距離を走るのか知りたい方は、サッカー選手の走行距離と平均・最高記録も参考にしてください。
サッカーでスプリントが重要になる場面

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スプリントは、攻撃でも守備でも使われます。速さが生きる具体的な場面を見ていきましょう。
攻撃|相手の背後への飛び出しやサポート
フォワードが相手ディフェンダーの背後へ飛び出すと、ゴールへ向かうパスを受けるチャンスが生まれます。ウイングがサイドの空いたスペースに走り込めば、攻撃の幅を広げられます。
また、味方がボールを持っているときに周囲の選手が素早く動くことで、パスコースを作ったり、相手ディフェンダーを引きつけたりできます。
ただし、早く走り出せばよいわけではありません。味方がパスを出せる姿勢か、相手ディフェンダーがどこを見ているか、どのスペースが空いているかを確認して動くことが重要です。
守備|プレス・カバー・守備への切り替え
守備でも短い距離の素早い走りが役立ちます。相手がボールを受けた瞬間に距離を詰めるプレス、味方が抜かれたときのカバー、ボールを失った直後の守備への切り替えなどが代表例です。
例えば、相手のカウンター攻撃が始まったとき、ただボールを追いかけるのではなく、危険なパスコースやゴール前のスペースを埋めるために走ることがあります。
全速力で近づいても、相手に簡単にかわされる位置へ飛び込んでは効果的な守備になりません。速く走る方向と、どこで減速するかの判断も必要です。
ポジションや戦術によって走り方は変わる
同じスプリントでも、ポジションによって走る目的は変わります。
- FW・ウイング:相手の背後やサイドのスペースへ飛び出す
- サイドバック:攻撃で前方のスペースへ走り込む、守備で自陣へ素早く戻る
- MF:攻守の切り替えで相手に寄せる、味方を助けるために空いた場所へ動く
チームが前から積極的にボールを奪いに行くのか、守備位置を整えて待つのかによっても、走るタイミングや回数は変わります。特定のポジションなら何回走るべき、と一律に決めるものではありません。
特に攻撃参加と守備への戻りの両方が求められるサイドバックについては、サイドバックの役割と守備・攻撃の動き方で詳しく解説しています。
小学生・中学生のスプリント能力はどう測る?

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子どもの走る力を考えるときは、プロの試合スタッツとは別の見方が必要です。短距離走の測定方法と注意点を紹介します。
JFAの測定では10m・20m・30mのタイムを見る
日本サッカー協会(JFA)のフィジカルフィットネスプロジェクトでは、スプリント能力の測定として、10m・20m・30m地点の走行タイムを記録する方法が紹介されています。公開されている代表チームの測定例では、光電管を使って各地点のタイムを計測しています。
短い区間のタイムを見ると、走り出しの加速や、距離が伸びたときの走りを確認する参考になります。ただし、測定結果はスタート方法や測定条件にも左右されるため、比べるときは条件をそろえることが大切です。
また、小学生・中学生は体格や成長の時期に個人差があります。測定タイムだけでサッカーの適性や将来性を決めることはできません。代表・選抜選手の測定値を、同年代の子ども全体の平均値として扱うことも適切ではありません。
参考:JFA公式|フィジカルフィットネスプロジェクト・フィジカル測定結果
プロの時速25km基準を子どもの目標にしない
Jリーグの時速25kmという数字は、プロの試合データでスプリント回数を集計するための条件です。小学生や中学生が、その速度で走れるようにならなければいけないという意味ではありません。
育成年代では、年齢や成長に合わせて走り方を身につけることに加え、相手や味方を見て動き出す練習が重要です。走力に差があっても、早く状況を判断して適切な場所へ動くことで、プレーに貢献できます。
小学生・中学生向けのスプリント練習方法

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育成年代では、長く走り続ける練習だけでなく、短い加速と試合中の判断を組み合わせた練習も取り入れましょう。
5〜10mの短い加速とスタートの練習
最初の数歩で素早く動き出す練習として、目印まで短い距離を走る方法があります。5〜10mは距離の一例で、年齢や運動経験、場所に合わせて調整します。
- 立った姿勢から合図に反応して走り出す
- 横向きの姿勢から体の向きを変えて走り出す
- 左右どちらに動くかをコーチの合図で判断してスタートする
走り出しでは最初の数歩を意識し、無理に大股にならず、バランスよく加速することを心がけます。速さを競うだけでなく、合図を見て反応できたかも確認しましょう。
方向転換と再加速の練習
サッカーでは直線を走るだけでなく、相手の動きに合わせて減速し、方向を変えて再び加速することがよくあります。
例えば、目印を2つ置き、一方へ走ったあとに減速して反対側へ動く練習ができます。慣れてきたら、どちらへ動くかを合図で決めると、反応する要素も加わります。
方向転換では足を滑らせたり、無理な姿勢で急停止したりしないよう注意します。方向転換の上手さと直線でのスプリント速度は同じ能力ではないため、それぞれの動きを分けて考えることも大切です。
ボールを使って走るタイミングを練習する
試合につながるスプリントを身につけるには、ボールと味方・相手の動きがある練習が役立ちます。
- パス&ゴー:味方にパスを出したあと、空いたスペースへ走って再びボールを受ける
- 背後への飛び出し:味方が前を向いてパスを出せる状態になったら、相手の背後へ動く
- 攻守の切り替え:少人数のゲームでボールを失ったら、相手やスペースを見て守備へ戻る
ただ走る方向を指示するだけでなく、「なぜ今走ったのか」「ほかに空いている場所はなかったか」を振り返ると、試合中の判断を考えるきっかけになります。
ウォーミングアップと十分な休息を優先する
速く走る練習の前には、軽い運動から始め、体を温めてから徐々に動きの強さを上げましょう。練習場所の広さや地面の状態、周囲の安全も確認します。
疲れて動きが大きく乱れているときに、無理に全力疾走を重ねる必要はありません。休息を取りながら、落ち着いて良い動きができる状態を大切にしてください。
脚や関節に痛みが出た場合は練習を中止し、無理に続けないことが重要です。練習量は一律の本数や回数で決めず、年齢・成長段階・体調に合わせて調整しましょう。
サッカーのスプリントに関するよくある質問
スプリントの意味や計測基準について、よくある疑問をまとめました。
Q1.サッカーのスプリントは時速何km以上ですか?
A. Jリーグでは2023シーズン以降、時速25km以上で1秒以上走行した回数を数えます。ただし、これはJリーグの公式スタッツの定義であり、サッカー全体で共通する唯一の基準ではありません。
Q2.スプリントとダッシュは同じ意味ですか?
A. 日常の練習では同じような意味で使われることがあります。ダッシュは急な走り出しを指すこともありますが、試合データのスプリント回数は速度と継続時間などの条件で集計されます。
Q3.スプリント回数が多い選手ほど上手いのですか?
A. 回数だけで上手さは判断できません。出場時間やポジション、戦術などで数字が変わるため、走るタイミングやプレーへの貢献も合わせて見ることが大切です。
Q4.小学生も時速25km以上で走る必要がありますか?
A. その必要はありません。時速25kmはJリーグの集計基準です。小学生は成長に合わせた短い加速や方向転換、状況を見て走り出す練習を大切にしましょう。
まとめ|スプリントは速さだけでなく走る場面が大切
サッカーのスプリントとは、短い距離を高い速度で走る動きのことです。攻撃の飛び出しにも、守備のプレスやカバーにも欠かせません。
Jリーグでは2023シーズン以降、時速25km以上で1秒以上走った回数をスプリント回数として集計しています。ただし、回数の多さだけでは選手の能力や貢献度は判断できません。
小学生・中学生はプロの計測基準を目標にするよりも、成長に合った練習を通して、いつ・どこへ・何のために走るのかを考えることが大切です。速さと判断を組み合わせ、試合で役立つ動きを身につけていきましょう。

